<質問にお答えします>

◆質問:バレエをしている娘が貧血気味です。日々気をつけることや、予防になるレシピを教えてください。

 貧血とは、血液中の赤血球とヘモグロビンが減少した状態のこと。

 ヘモグロビンが減少すると、全身に酸素を運ぶことができなくなるので酸欠状態になってしまい、顔色が悪くなり、息切れ、めまい、立ちくらみ、疲れが取れないなどの症状があらわれます。

 アスリートにおいては、食事からの鉄分不足や発汗だけでなく、ジャンプやランニングなどで繰り返し足を地面に叩き付けるため、その衝撃で赤血球を壊し、貧血になりやすいのです。

 そのため必要な鉄摂取量は、一般の2倍といわれています。さらに女性は、月経などで鉄が不足しやすくなります。

 鉄を含む食材はレバー、マグロ、ヒジキ、ホウレン草、切り干し大根など。鉄は吸収が悪い栄養素ですが、タンパク質、ビタミンCを一緒にとると、吸収率が高まります。

 これらを毎日少しずつ、食事にとり入れることが貧血予防につながります。

*▼高橋尚子さんも、貧血予防のためにレバーやヒジキを食べていたそうです*

レバーが苦手な方も食べることのできる「レバーピリ辛炒め」。ピリ辛なので、ご飯がススム1品です。レバーの食べ過ぎはビタミンA過剰症になる恐れもあるため、摂取量、頻度と体の酷使具合に合わせましょう。
レバーが苦手な方も食べることのできる「レバーピリ辛炒め」。ピリ辛なので、ご飯がススム1品です。レバーの食べ過ぎはビタミンA過剰症になる恐れもあるため、摂取量、頻度と体の酷使具合に合わせましょう。

*▼元五輪の1万メートル選手で管理栄養士の高橋千恵美さんも、現役時代は貧血で悩みました*

「マグロとアボカド丼」。マグロはタンパク質、鉄、ビタミンB群が多く含まれているので貧血予防に効果があります。アボカドはビタミンC、ビタミンEが豊富で、鉄の吸収を高めてくれます。丼物にすることでご飯もたくさん食べることができます。
「マグロとアボカド丼」。マグロはタンパク質、鉄、ビタミンB群が多く含まれているので貧血予防に効果があります。アボカドはビタミンC、ビタミンEが豊富で、鉄の吸収を高めてくれます。丼物にすることでご飯もたくさん食べることができます。

*▼体の酸素不足、貧血を甘く見ることなかれ、貧血改善で記録アップ*

鉄分+タンパク質+ビタミンCがセットになった 「牛肉の彩り肉巻き ジンジャーソース」。牛肉のタンパク質と鉄分、ピーマンとパプリカのビタミンCをプラス。肉は、鉄分を含む赤身の多いものを選びましょう。
鉄分+タンパク質+ビタミンCがセットになった 「牛肉の彩り肉巻き ジンジャーソース」。牛肉のタンパク質と鉄分、ピーマンとパプリカのビタミンCをプラス。肉は、鉄分を含む赤身の多いものを選びましょう。

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