「黒ニンニクパワー」で開幕1軍! DeNAドラフト6位の青森大・蝦名達夫外野手(22)が6日、青森が生産量全国1位を誇る「ニンニク」を持参して横須賀の選手寮に入寮した。「食べることでスタミナとパワーがつく。今の体があるのも、黒ニンニクのおかげ」と効果を強調。目標の開幕1軍を勝ち取り、いつかはお立ち台で「ニンニクパフォーマンス」を披露する決意だ。

入寮し、名札をボードに張るDeNA6位蝦名(撮影・大野祥一)
入寮し、名札をボードに張るDeNA6位蝦名(撮影・大野祥一)

青森市出身の蝦名が誇らしげな表情で、小さなパックを取り出した。母校青森商のOBが経営する農園で生産される「黒ニンニク」を12パック持参。高校時代から毎日食べており「ちょっとにおいはキツイですが、体にいいのでおすすめです。ぜひみなさんも食べてみてください」と笑顔。「青森といえばりんごですが、それだと(西武)外崎さんとかぶっちゃうので」と個性を打ち出していく。お立ち台でのパフォーマンスも考案中で「ニンニクパンチって考えたんですが、それは(外崎の「アップルパンチ」の)パクリだろと言われました」と笑わせた。

お気に入りの黒にんにくをかじるDeNA6位蝦名(撮影・大野祥一)
お気に入りの黒にんにくをかじるDeNA6位蝦名(撮影・大野祥一)

185センチ、88キロで走攻守の3拍子そろった右のスラッガー。故郷青森の名産品を力に、横浜で大きな輝きを放つ。【鈴木正章】

◆黒ニンニク ニンニクを一定の温度と湿度で長期間熟成させた食品。熟成が進むにつれて実は黒くなり、生ニンニクに比べて糖度が高く、においが少なくなる。ポリフェノールとアミノ酸が多く含まれ、滋養強壮やアンチエイジングに効果があるという。

(2020年1月6日、ニッカンスポーツ・コム掲載)