<アスレシピ・フェアウェルパーティー:管理栄養士・山口美佐さんのあいさつから>
飯田編集長 本日は素敵なお着物でいらしてくださり、ありがとうございます。山口美佐先生も初代メンバーで、テニス選手の食事、部活弁当シリーズ、紙面連動のお弁当選手権の審査、セミナー等々、たくさんのありがとうでいっぱいです。先生のご自宅にも何回もお邪魔しまして、セミナーの試食も兼ねて手料理や特製ドリンクをいただきました。最近は、活動の拠点を移されましたが、すべてに前向きにチャレンジする姿に感銘を受けていますし、先生と触れ合うことで視野が広がった気がします。
テニス選手の栄養や部活弁当
■山口さんのあいさつから
私は難病のパーキンソン病を抱えています。分かったのが2015年12月で、アスレシピのお話をいただいたのが2016年1月。健康な子どもたちを教えるにあたって、自分が病気だという葛藤があったんですが、飯田さんが支えてくれて、なんとか続けてこられました。
私は勝手に、飯田さんは同志だと思っています。サイト立ち上げのときは「海の物とも山の物とも…」と言っていましたが、形にしましたし、一緒に頑張ってきました。
私はずっと、テニスのジュニアの子たちを見てきて「第2の母」と言われており、以前は早稲田大学テニス部の栄養管理コーチもしていたので、親目線で情報を発信してきました。講座の資料には、レシピのQRコードを貼って「ここを見て」と伝えてきたアスレシピ、なくなったらどうしようと思っています。
アスレシピで培ったスキルやスポーツ栄養は、パーキンソン病の栄養指導にも役立っています。パーキンソン病患者向けの介護施設で低栄養にならないように食事指導をしています。
今年還暦になりましたが、マスターズ陸上に出て走ったり、ゴルフもボクシングもやっています。「諦めない」。今日はこれを皆さんにお伝えしたかった。この先、色んな壁があるかもしれませんが、諦めない。そうすれば必ず良いことがあります。私もまだまだこれからです。