ママ特派員の藤木香織さん(大阪府堺市)がフライパン1つで調理できる、和食材を使った味噌味グラタンを紹介します。。
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 「栄養」は、食品の組み合わせが大事で、単品で摂るよりも、吸収が良くなります。 反面、摂りすぎると吸収を阻害するものもあるので、上手く組み合わせて、それぞれの栄養素を生かしたいものです。

 今回は、味噌やかつお節の風味を利かせた和風グラタンを紹介します。グラタンというとカロリーが高く、脂質が多いイメージですが、高野豆腐と豆乳を使い、それらを抑えています。背を伸ばすために骨に必要な栄養素のカルシウムとマグネシウムと亜鉛、筋肉をつけてくれるタンパク質、血液を作る鉄分も豊富に含まれているので、成長期にオススメのメニューだと思います。

成長に必要な栄養が摂れる高野豆腐の和風グラタン
成長に必要な栄養が摂れる高野豆腐の和風グラタン

 骨や歯を作るカルシウムと同じくらい大事なマグネシウム。バランスが大事な栄養素で、カルシウムとマグネシウムは2:1の割合で摂るのが良く、それが崩れると心疾患や、足がつる原因になります。このレシピではカルシウムは275.4mg、マグネシウム110.4mgとしています。

 また、シメジなどのキノコ類にはビタミンDが多く含まれ、カルシウムの吸収を高めて骨を強くする働きをします。チンゲン菜には鉄分の吸収を良くするビタミンCが含まれています。

 何種類もおかずを作るのは大変なので、この1品で栄養が摂れるようにしました。フライパン1つで調理でき、器に入れて焼くだけなので簡単です。

<高野豆腐と豆乳の和風グラタン>
調理時間:20分+焼き時間
材料(2人分)
高野豆腐…1個
鶏もも肉(皮なし)… 1枚(約200g)
チンゲン菜…1株
シメジ…1/2パック
バター…大さじ2
小麦粉…大さじ2
豆乳…2カップ
塩、コショウ…各少々
味噌…小さじ2
かつお節粉末…小さじ1
とろけるチーズ…適量
かつお節、海苔…適量
作り方
①高野豆腐はぬるま湯で戻し、ぎゅっと水切りしてお皿に入れ、電子レンジで600w30秒加熱する。裏返してもう一度30秒加熱し、20等分くらいに切っておく。
※加熱することで、中まで火が通りやすくなり煮込み時間が短縮できます。
②シメジはほぐしておき、鶏肉は一口大に切り、チンゲン菜は食べやすい大きさに切る。
③フライパンにバターを熱し、鶏肉を炒める。火が通ったら、チンゲン菜とシメジを入れて炒める。
④③に小麦粉を加えて炒め、豆乳を少しずつ加えてその都度混ぜる。
⑤豆乳を半分くらい加えたら、味噌を溶かし、かつお節粉末、高野豆腐を入れて、残りの豆乳を入れとろみがつくまで煮込み、塩胡椒で味を調える。

とろみがつくまで煮込んでください
とろみがつくまで煮込んでください

⑥器に入れて、とろけるチーズをかけ、焦げ目がつくまで焼く(約15分)。

フライパン1つで調理でき器に入れて焼くだけ
フライパン1つで調理でき器に入れて焼くだけ

⑦仕上げに、刻み海苔とかつお節をのせる。

藤木香織(大阪府堺市)

スポーツ栄養コンディショニングアドバイザー、調理師。
アスリートやスポーツをする子供の栄養相談、クラブや学校のセミナー、講義など活動。
サッカー部に所属していた高校3年生男子のママ。