<ママ特派員・サポーターから>
試合前やハードな練習時の補食に、我が家の子どもたちはエネルギー量が高いカステラを持っていくことが多くあります。市販のものを持たせていましたが、一口でもかなり甘いことが気になっていました。
自分で作ることはできないかとレシピを検索してみると、カステラには想像していたよりはるかに多い量の砂糖が入っていることがわかりました。しっとりした口当たりを出すには必要な量なのだろうと思いつつ、手作りすれば糖類の量と質を自分好みにできると考えました。いくつかのレシピを参考に試作を繰り返し、市販品より甘さ控えめのオリジナルカステラができました。
試作を繰り返し、糖類の質と量で甘さ控えめに
カステラはケーキと違いバターなどの油脂が材料に含まれず、主な材料は卵と砂糖、小麦粉とシンプル。スポーツ時の補食として必要なタンパク質や糖質を手軽に摂れます。
今回は新聞紙で型を作り、大きなカステラを焼きました。焼きあがってから数日置いた方が味が落ち着き、おいしく食べられます。1週間程日持ちしますが、小分けにして冷凍することも可能です。大きく焼くとたくさん切り分けられるのでチームみんなで食べることもできます。
焼いている際に部屋中に漂う甘い香りも、オーブンの中でホワホワに膨らんでくる様子も楽しく、焼きあがるまでの時間も幸せになれるカステラです。
<シンプルカステラ>
◆材料:25cm×25cm×7cm程度の新聞紙型1個
卵…8個
ブラウンシュガーまたはてんさい糖など…220g
強力粉…200g
牛乳…大さじ3強
はちみつ…大さじ3強
みりん、しょうゆ…各小さじ1
◆作り方
①ボウルに全卵と砂糖を入れ、湯せんしながら泡立てる。白くもったりしてきたら、湯せんをはずし、垂らした時にリボン状になるくらいまでしっかりと泡立てる。
②牛乳を沸騰しない程度にレンジで温め、はちみつを溶かす。
③①を混ぜながら、②を少しずつ加える。みりんとしょうゆも加える。
④強力粉を振るい、2回に分けて③に加える。1回加えるごとに生地を均等に混ぜる。
⑤オーブンを180℃に予熱開始する。
⑥型の内側にクッキングシートを敷き、生地を流し入れる。菜箸をジグザグに動かして、生地の中の泡を切る。
⑦オーブンに入れて15分焼き、温度を160℃に下げてさらに45~50分程度焼く。
⑧焼き始めから45分経過したら、型の真ん中あたりを串で刺し、生地の焼け具合を確認。焦げそうならアルミ箔で型を覆って焼く。
⑨焼きあがったら粗熱を取り、クッキングシートごとラップで包み、上下を逆さにして生地を落ち着かせる。
※1~2日程度経つとさらにおいしく食べられます。切り分ける時には、切る度に濡れふきんで包丁を拭きながら切るようにすると、断面がきれいに切れます。
※たくさんの全卵をしっかり泡立てるには、ハンドミキサーを使うと便利です。
【アスレシピ特派員=神奈川県在住・稲葉祐紀子】