<ママ特派員・サポーターから>
4月から中学3年になった息子は競泳をしています。部活で水泳をした後、さらにスイミングクラブで週に4回、2時間の練習をしていますが、果たして毎日の食事から栄養が十分に摂れているのか、ずっと心配でした。
成長期の子どもは、練習で消費される分に加えて、成長に必要なエネルギーも摂らなければなりません。我が子に必要な栄養素はどのくらいなのだろうか? と疑問に思ったのがきっかけで、約4か月間、3度の食事と間食、補食など、その日に食べたものを書き出し、エネルギーやタンパク質、炭水化物などの量を調べて記録してみました。
すると、思っていたよりも食事からエネルギーが摂れておらず、主に炭水化物が少ないことがわかりました。
そこで、お菓子類をなるべく食べないようにしてご飯の量を増やし、乳製品や果物も積極的に摂るように意識したところ、4か月で体重が5キロ増えたのです。
記録を取ったことで、食事が足りていなかったことに気付くことができ、体重が増えない原因も見えてきました。さらに、食べたものを一定期間調べていくうちに、食品の栄養価が何となくわかるようになってきました。
保護者も選手も、まだ記録をしたことがないという人には、ぜひ一度やってみてほしいと思います。調べていくうちに栄養素にも興味が沸き、何をどのくらい食べたらよいのかが少しずつ分かるようになってくると思います。
「体は日々の食べ物からできている」
このことを忘れずに、スポーツを頑張る子どもを応援していきたいと思います。
【ママ特派員=福岡県在住・小林嘉美】