特派員・サポーターの皆さんに、夏のお弁当作りの工夫を聞きました。

いかに水分を減らすか、抗菌食材も活用

じめじめと暑い季節がやってきました。私が住む新潟は、雪国なので夏も涼しいと思われるかもしれませんが、実は気温が高く、海からの湿った空気で湿度も高いのです。

そのため、家族の食事やお弁当作りで心配なのが食材の劣化や食中毒です。今回は、私がお弁当作りで実践していることをメニューと一緒に紹介します。

暑い季節のお弁当作り、私の工夫

この日のメニューは、五目炊き込みご飯(ヒジキ、コンニャク、ニンジン、エノキ、油揚げ)、アジフライ、卵焼き、サトイモの煮物、キュウリのピクルス、紅ショウガです。後から具材を入れる混ぜご飯ではなく、炊き込みご飯にすることで具材から出る水分を減らしました。

揚げ物はしっかり火が入り、水分も少ないのでおすすめです。ソースやしょうゆなどはあらかじめかけず、別の容器に入れて持たせます。

ソースやしょうゆなどの調味料は別容器に入れます
ソースやしょうゆなどの調味料は別容器に入れます

卵焼きにもしっかりと火を通し、しょうゆ味の煮物は少し濃い目の味付けに。作り置きしている場合は、朝必ず温め直します。

抗菌効果のある酢を使用したピクルスは水けをきり、アルミカップではなく水分を吸収してくれるタイプのカップを使用。ショウガも抗菌効果があると言われているので添えました。シソもおすすめです。

卵焼きはしっかり火を通し、抗菌効果のあるショウガを付け合わせに
卵焼きはしっかり火を通し、抗菌効果のあるショウガを付け合わせに

水分が多い果物は一緒に入れず、別の容器に入れます。そして、お弁当の熱がしっかり取れたら抗菌シートをのせ、保冷バッグに保冷剤を入れて持たせています。

水分が多い果物は別容器に入れて
水分が多い果物は別容器に入れて

お弁当の熱がしっかり取れたら、抗菌シートをのせてふたをします
お弁当の熱がしっかり取れたら、抗菌シートをのせてふたをします

【アスレシピ特派員=新潟県在住・奥谷佳子】