<サッカー選手におすすめのレシピ>
サッカーでは、A代表で定着している食事サポートを、リオ五輪代表チームにも生かしています。海外の慣れない環境で食事をとるストレスを軽減するために、直前合宿などで選手に日本食を提供するようです。
五輪期間中、選手たちは選手村に入り、そこでは24時間、食事が可能です。ビュッフェ形式で、あらゆる国籍の選手に対応できるように、メニュー数も相当なもので、何があるのかチェックするだけでもかなりの時間がかかるほど。料理だけではなく、フルーツや野菜の数もたくさんあり、普段ならすべて試食をしますが、それができないほどの量なのです。
そのような環境があっても、さらに日常に近い環境を作るべく、サッカー協会が食をサポートするというのは「メダルを取る」という強い使命感を感じます。
今回紹介するレシピは、代表でよく出されているウナギのひつまぶし。夏のスタミナ食材として多くの人がイメージするウナギですが、夏バテや疲労回復のビタミンはもちろんのこと、抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンDも豊富。ビタミンCが少ないことが欠点なので、そこはあさつきなどの野菜と一緒に摂ることで補います。
また身体によい脂質も多く含むため、食欲が落ち気味の夏場において、効率のよいエネルギー補給としても最適です。あの独特の香りとタレで、さらにご飯が進むと思いますが、そのお米の糖質をエネルギーに代えるために必要なビタミンも摂ることができます。
代表チームの食事サポートは、精神面も含めて選手のコンディションを整えようというもので、選手にとっても力強い支えとなるでしょう。