前回は、マグロの特徴についてお話をしました(参照:「万能魚マグロ、運動量多い時は赤身よりもトロがおすすめ」)。万能魚と言われても、魚は値段が高いイメージがあり、マグロもしかり。プロアスリートからも「そうそう買えないなぁ」という声を聞きます。
しかし、「高いから」で終わらせず、夕方の半額セールを狙って魚を購入するアスリートもいます。何でもそうですが、できないと簡単にあきらめるのではなく、工夫してみることが大切です。
さて、今回は「マグロチャーハン」を紹介します。マグロは特に鉄やタンパク質が多く、成長期のジュニアアスリートにとってはうれしい食材です。身体を強化したい時期には、単純にマグロだけとるよりも、ニンニクと一緒にとることで効果的な身体づくりにつながります。
ご飯と魚、野菜が一緒にとれますし、食べやすいので、練習量が多い時期にぴったりの「1品で多くの栄養素がとれるレシピ」です。ただし、逆に量を食べ過ぎてエネルギー過多が心配になる場合は、白ご飯を玄米にしましょう。食物繊維を増やし、ビタミンなども多くとれるため、夏バテ予防にもつながります。
チャーハンは、野菜を食べさせたい時にサラダよりも量を多くとらせることができます。またどんな野菜にも合うため、残っている野菜があればどんどん使うようにしましょう。わざわざ、新たに野菜を買う必要はありません。
気温が高くなる前に、こうして必要な栄養素が含まれる食材を上手に選び、組み合わせることが大切です。