指揮官として広島を3連覇に導き、日刊スポーツ評論家に就任した緒方孝市氏(51)の「3連覇思想」、最終回は「転機」の重要性について語ります。

プロ野球評論家の緒方孝市氏(撮影・加藤孝規)
プロ野球評論家の緒方孝市氏(撮影・加藤孝規)

選手にとっての「転機」ということを考えてみたい。誰にでも気持ち、プレーが変わるきっかけのようなものがあると思っている。選手、コーチ、そして監督として、ここまでやってこれた自分を振り返れば、母親がこの世を去ったとき、そこが生まれ変わる転機だったと考える。

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