今日22日から、第40回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会が東京・辰巳国際水泳場で行われます。17日~19日が全国中学、17日~20日がインターハイと過密スケジュールのため、選手の疲労はピークだと思います。
さらに、夏の屋内プールは気温が30度前後、湿度は通常70~80%、多い時は90%あります。WGTB値(暑熱環境による熱ストレスの評価を行う暑さ指数)で見ると、気温30度では湿度85%、気温34度では湿度60%で熱中症になりやすいといわれています。
応援するご家族も会場で汗が噴き出す、乾かないといった経験をされたことはありませんか? 人は発汗と汗の蒸発で体温調節をしていますが、これは体温が下がりにくい環境です。
また、筋肉痛や足のつりなどが熱中症(熱けいれん)の症状だと気付かず、疲労だと見逃されることもあります。つまり、夏の試合会場は試合だけでなく、熱中症対策が不可欠です。
そこで今回は「試合&熱中症対策!冷やし茶漬け」を紹介します。
「熱中症予防」としては、お茶漬けのだしを冷やしてスープジャーに入れ、食事から水分補給をします。また量を食べやすい3種類の具材を用意します。具材のアジは魚の中でもカリウムが多く、ナトリウムの体内量を安定させます。
「試合対策」としては、レース前に糖質とビタミンB群が一緒に摂れるよう具材に豚肉、アジ、また食欲が落ちても食べやすいシラスと梅干しを使います。梅干しはクエン酸が糖質の吸収を促進します。
試合に持参する場合は衛生上、使い捨てのお椀を準備しましょう。
食べきれず、時間を空けて食べる時は新しいお椀で食べれば衛生的です。
この冷やし茶漬けは試合時だけでなく、残暑が厳しい8月末から9月、食欲が落ちた時の疲労回復やエネルギー補給にも役立ちます。ぜひお試し下さい。