今回は、運動と感染症のリスクについてお話しします。

 ①運動不足
 ②適度な運動
 ③高強度の運動

 上記①~③で、感染症にかかるリスクをグラフで表わすと、英文字の「J」を描くように運動不足の人は多少リスクが高く、高強度の運動をしている人は最もリスクが高いというレポートがあります。もし、運動不足と感じている方がいたら、ご自宅から片道5分、往復10分の距離からウオーキングを始めてみてください。

 適度な運動をすれば、疲労を残さず健康を維持し、体力は向上していきますが、勝つためにトレーニングをしている選手は、最もリスクが高くなります。スポーツ選手が一般の方より罹患しやすい感染症は、風邪(上気道感染症)。休めば治るのは分かっていますが、軽い風邪だと思うと、休まないで練習してしまうことが多いのではないでしょうか? 

 さて、私の現役時代の話です。

 疲れがたまるとへんとう腺を腫らしやすく、当時、コーチに言われていたのは「1日休んだら、取り戻すのに3日かかるぞ!!」でした。3日かかるかはさておき、選手も練習を休むと水の感覚が変わる、動きが鈍ると感じます。そのため、熱が出ていなければ練習へ参加するのが当たり前で、プールの塩素でさらに痛くなりながら泳いでいた記憶があります。その後は発熱。結局は予防が大切ということです。

 今回は紹介するレシピは「トースターで簡単!サケのホイル焼き」です。

 調理する人、食べる人ともに、朝ご飯は簡単かつシンプルなものが助かりますね。この「サケのホイル焼き」は、準備しておけばすぐにトースターで作れますし、食欲がないときも「シンプル」だからこそ、食べやすい一品です。疲労や風邪は食の乱れからくることも。予防に必要な栄養素を摂っていきましょう。

管理栄養士・松田幸子