参加した子どもたち45人は講師の西崎氏、里崎氏とピースサイン
参加した子どもたち44人は講師の西崎氏、里崎氏とピースサイン

野球の基礎や楽しさを伝授

 「日清製粉グループ presents TNBBベースボール教室」が5月26日、台東リバーサイドスポーツセンター少年野球場で行われた。この教室は毎回、元プロ野球選手を講師に迎え、小学校低学年の児童を対象に野球の基礎や楽しさを伝授。子どもたちの「夢」や「希望」を育み、野球を通じて「協調性」や「規律」を学ぶ場として開催している。

終始なごやかな雰囲気で教室は行われた
終始なごやかな雰囲気で教室は行われた

しっかり聞いて楽しく練習しよう!

 東京スカイツリーを望む同少年野球場に、小学校1~3年生の児童44人と保護者43人が集まった。講師は元日本ハムのエース西崎幸広氏(54)と、元ロッテの捕手で、06年WBCや08年北京五輪でも活躍した里崎智也氏(42)。「聞くときはしっかり聞き、動くときは思いきり動いて楽しく練習しよう」という呼びかけから教室がスタートした。ボールの握り方や捕り方の基本を西崎氏、走塁や打撃指導を里崎氏が行った。最後は、西崎チームと里崎チームに分かれて教室オリジナルルールのティーボールゲームで盛り上がった。

ボールの握り方を指導する西崎氏
ボールの握り方を指導する西崎氏

ボールの握り方などを西崎氏 打撃指導を里崎氏

 1年生の田村祥希君は「楽しい! 野球チームに入りたい!」と興奮気味に話した。野球は初体験ながら走塁がうまくできて自信がついたようだ。2年生の松本里央奈さんは「ボールの持ち方がよくわかりました!」とガッツポーズしていた。

打撃指導を行う里崎氏
打撃指導を行う里崎氏

体の小ささ、食の細さを悩む声も

 成長途上の児童たちは、投打でバランスを崩したり、暑さでバテてしまう場面があった。保護者からは、子どもたちの体の小ささや食の細さを悩む声も聞かれた。そこで、アスレシピでは子どもたちの成長を後押しする「スペシャルメニュー」の開発を決めた。

里崎氏は豪快なスイングを披露
里崎氏は豪快なスイングを披露

西崎氏「バランス良く」 里崎氏「質より量」

 それぞれ15年間の現役生活を全うした西崎氏と里崎氏に「食」について聞いたところ、ともに「食べたいものを食べてきた。特別なことは今までしたことがない」と、驚きの返答が返ってきた。

 西崎氏は現役時代から1日3食、バランスよく食べることを心がけてきたというが、里崎氏は「質より量!バランスはあまり気にしない!」と正反対。成長期から基本は1日2食。麺類をたっぷり食べて体を大きくしてきた経験から、子どもたちには「(プロ野球選手を目指すなら)量をしっかり食べて体を大きくして欲しい!まずは炭水化物をしっかり食べよう」と話した。

スペシャルメニューに期待を寄せる西崎氏(右)と里崎氏
スペシャルメニューに期待を寄せる西崎氏(右)と里崎氏

7月10日発表・掲載

 編集部ではまず、両氏の好みの食材をリサーチ。経験も加味した夏バテ予防や疲労回復に役立つメニューを、新生暁子管理栄養士に依頼した。食べたものはすべて作ることができると豪語するグルマン(美食を知る大食家)の里崎氏は「楽しみです」とニヤリ。パスタが大好物という西崎氏からは、「子どもたちが喜ぶ夏向きパスタができるといいな」と期待を寄せた。

 「スペシャルメニュー」は7月10日にアスレシピで発表、掲載する。

<主催>公益財団法人東京都軟式野球連盟(TNBB)
<特別協賛>日清製粉グループ
<本教室に関するお問い合わせ先>
公益財団法人東京都軟式野球連盟(TNBB)
電話・03‐5373‐8600(平日午前10時~午後5時)