宣伝文句に過剰に反応しない

 食品を買う際の注意点として、千葉氏は以下の3点をアドバイスした。

1.商品のキャッチフレーズだけ見て購入するのではなく、裏面に小さく書かれている「食品表示」を確認すること。
2.栄養成分表示では、3大栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物の量をチェックし、他のメニューとのバランスを考えること。
3.食塩相当量を確認して、塩分の摂りすぎに注意すること。特に子どもや高齢者は、調味料からの食塩摂取量も注意する。

 「『今の子どもは栄養が不足している』など、保護者の不安をあおる情報がありますが、決して根拠のない情報に惑わされないように」と千葉氏。子どもの栄養が足りているのか判断ができない場合は、積極的に医師や専門家に相談するようアドバイスした。

 同区では2008年から食育を強化事業とし、毎年6月の食育月間に「すみだ食育フェス」を開催している。