酸とミネラルを意識、強い胃腸を作る

■主菜・主食「たっぷり薬味のサバ缶パスタ」(調理時間:20分)

夏は発汗により、水分や塩分だけでなく鉄も失われます。鉄は全身に酸素を運んだり、筋肉に酸素を取り込んだりなどの働きをするため、不足するとパフォーマンスの低下につながることも。サバには鉄が多く、みそ煮缶を使えば味付けの手間も不要です。たっぷりの薬味で食欲を刺激し、よく噛んで食べて胃の機能を促進しましょう。

たっぷり薬味のサバ缶パスタ

■副菜「千切りニンジンとパプリカのピクルス」(調理時間:7分)

食欲が落ちる理由のひとつに、胃酸や消化酵素の不足があります。肉などを食べてもたれるなら胃酸不足のサイン。胃酸の働きを助ける酸(酢、梅、レモンなど)をメニューに取り入れ、消化力を高めましょう。

千切りニンジンとパプリカのピクルス

■汁物「メカブの具だくさんみそ汁」(調理時間:10分)

汗と一緒に流出しやすいマグネシウムやカリウムなどのミネラルを食事から補給し、代謝の滞りと足つりを予防します。マグネシウムは豆腐、魚類、ゴマなどに、カリウムは野菜や果物、海藻類に多く含まれています。

メカブの具だくさんみそ汁

この献立の栄養価は、エネルギー960kcal、タンパク質42g、脂質28.5g、炭水化物134.9g、鉄5.7mg、カルシウム460mgです。

※果物は手に入るものでOKです。
※体格や練習量、その日のコンディションに応じて、量や品数を調整してください。
※なるべく基本の6品目(主食、主菜、副菜、汁物、乳製品、果物)をそろえましょう。

参考コラム
春のうちにできる、暑さに耐え抜く体力をつける食事
食が細い、疲れて食べられないのは胃酸不足やタンパク質不足のことも

レシピの見方・基準