前回のコラム「遠征先でも自宅でも、アスリートは自炊で節約&好みの味に」で、自炊のメリットをお伝えしました。この夏、私も約2週間、海外に出張し、自炊生活をしてきましたので、今回はそのときに持参してよかったキッチングッズを紹介します。

宿は、キッチン付きの宿泊施設で鍋、フライパン、包丁、フライ返し、お玉、IH、電子レンジ、ボール、ざる、お皿、スープカップ、コップが備え付けられており、調理できる環境でした。海外だけでなく国内でも、滞在先で自分で調理したり、選手をサポートする際の参考にしてください。

持参して便利だったキッチングッズ

ラップ=おにぎりを握ったり、サンドイッチを作ったりする時にも役立ちました。
ポリ袋=匂いのあるものを捨てる時や、食材の持ち運びに便利でした。野菜などは袋に入って販売されていないので、保存のためにもポリ袋が便利でした。
生ゴミ用三角コーナー袋=三角コーナーそのものはなかったのですが、生ゴミの水切りなどに必要でした。
輪ゴム=ポリ袋の口を縛ったり、市販食品を収納したりするのに便利でした。
しゃもじ=ご飯を扱うのにはやはりしゃもじが一番便利でした。
菜箸=調理や盛り付けに使用しました。
計量スプーン、計量カップ=調味料をきっちりと測ることはあまりなくても、目分量で料理するときも、計量スプーンがあると大きなブレがなく料理しやすいです。お米を炊くときなどは計量カップで水の量をはかりました。
使い捨てスプーン=ヨーグルトなど小さなサイズのものを食べる時は、使い捨てスプーンが使いやすかったです。
キッチンペーパー=まな板を持参しなかったので、キッチンペーパーを重ねてまな板替わりに使用したり、台拭きがわりに使ったりと便利でした。
ジッパー付き保存袋=調理したものを保存する時に活用しました。
ランチョンマット=デスクでの食事もランチョンマットがあると、食事をするという気持ちに切り替わり、とてもよかったです。
みそ汁椀=おみそ汁をいただくのは、スープカップではなく、お椀での方が見た目もおいしさも違うと感じました。
塗り箸=食事をする際、割り箸で食べるよりも、使い慣れた箸が食べやすくよかったです。
台拭き、食器拭き布巾=狭いキッチンでは使った食器類・調理器具をすぐに拭いてしまうことが大切でした。

一方で、持参したものの、あまり使わなかったのは「割り箸」です。菜箸や塗り箸を活用したので、全く使いませんでした。滞在期間や作る食事の量によっても違いますが、現地で調達するのが難しいグッズもあります。ぜひ、参考にしてみてください。

次回は、持参して便利だった食材について紹介します。

今回は、海外遠征中に作った「ハムの肉じゃが」のレシピです。豚肉の代わりに厚めのロースハムを活用しています。

管理栄養士・田澤梓