「桶の理論」で見ると…
1つの必須アミノ酸を、1つの板に見立てた桶に例えて考えてみます(桶の理論)。
アミノ酸スコア100の牛乳の桶では、全てのアミノ酸が満たされていることで、桶の中の水(タンパク質)がこぼれません。この状態のときに、体の中では十分なタンパク質が生成されると考えられています。
それに対して、米の桶ではリジンが不足しているため、リジンの高さまでしか水(タンパク質)を貯めることができません。板の長さが1枚でも短い、つまり、アミノ酸含有量が1つでも少ないと、その量のタンパク質しか生成できないことを示します。
従って、「何を食べたらいいのか」と1つの食品だけで考えるのではなく、さまざまな良質のタンパク質と組み合わせて、アミノ酸スコアを高めていくことが大切です。
今回はお刺身を使った「簡単!海鮮マグロ丼」を紹介します。
良質なタンパク質であるマグロで、ご飯のアミノ酸スコアが補えます。また、エゴマの葉にはビタミンC、ビタミンE、βカロテンのほか、抗酸化力の高いポリフェノールが含まれています。季節の変わり目にはおすすめです。