小中高生は夏休みに入りましたね。学校があるときよりも自由に使う時間が増えるので、普段なら購入するパンやおにぎりなどの補食を、ぜひ自分で作ってみましょう。

子どもが料理をする時の注意点

自分で食事を作る時、補食やおやつを手作りする時には次のことに気を付けましょう。

(1)包丁や火を使う前に家族に確認

特にきょうだいや子ども同士で作業をする場合、ケガをしたり火災などを起こしたりしては大変です。必ず作る料理を説明して確認を取り、見守ってもらうことも必要です。

(2)衛生管理

まずは手を洗いましょう。続いて食材、まな板、調理器具などは清潔に取り扱いましょう。調理作業の開始時だけでなく、途中でトイレに行った後などもしっかりと手洗いを行い、盛り付けは素手や汚れた手では行わず、トングや箸を用いて盛り付けましょう。

また、作った食事が1度に食べられず、余らせる場合は、常温に置いておくのではなく、粗熱が取れたら冷蔵庫などで保存しましょう。気温や湿度が高い時期は、食中毒菌やその他の細菌が繁殖しやすい環境になります。安心、安全な食事を目指しましょう。

今回は「ホットケーキミックスを使ったチーズとコーンの簡単ちぎりパン」を紹介します。ホットケーキミックスを使うのでパン作りほど難しくなく時間もかかりません。オーブンではなくフライパンで焼きますが、もちもちの素朴な味わいのコーンチーズパンができます。

手作りするときに調理器具の名前や用途も覚えられますよ。今回使う調理器具は次の通りです。

料理をしながら調理器具の名前も覚えよう。左上から時計回りに、ボウル、計量スプーン、フライパン、フライ返し
料理をしながら調理器具の名前も覚えよう。左上から時計回りに、ボウル、計量スプーン、フライパン、フライ返し

・ボウル=粉や材料を入れ、混ぜパン生地を作ります。粉や液体を混ぜる時は、中身がこぼれないように少し大きなものを選びましょう。
・へら=粉を混ぜます。
・フライパン=パンを焼きます。
・フライ返し=パンをフライパンで焼くときに、裏返したりして使います。
・計量スプーン=マヨネーズ、サラダ油、水を計るのに使います。量りを使わなくても簡単に計量できます。小さじは大さじの1/3です。

生地を混ぜてこねると楽しくなってきます。この夏、ぜひ時間を作って挑戦してみてください。

管理栄養士・舘川美貴子