食経験少ないと成長期での食改善難しい

私は、食の仕事を多方面で展開していますが15年前からライフワークとして、地域の「離乳食相談会」を定期的に行っています。新米ママたちの悩みは様々ですし、時とともに変化しています。

また、ジュニアアスリートを多数サポートしている中で強く感じるのが、いざ成長期に食改善をしようと思っても、幼いときの食経験が少ないと、受け入れたことがない食材は、なかなか食べにくいということです。つまり、食指導を受けても「いろいろな食材を受け入れる」ことが苦痛であれば、体内に入りません。

食べ物の好き嫌いや食生活のクセは、私たち大人にもあります。嫌いであっても、なんとか「受け入れられる」ことができるようになればいいという気持ちで、小さい頃からいろいろな食材に触れさせてほしいと思います。まさに「食育」ですね。

今回は、作り置きおかずにもなり、食欲がアップする「フライパン1つでできるご飯がすすむ中華春雨サラダ」を紹介します。ポイントは、春雨を戻さずに調味料と一緒に煮込むため、時短・簡単で作れることです。

ここではハムを使用していますが、魚肉ソーセージや鶏ササミを使ってもタンパク質が摂れるサラダとなり、おすすめです。静岡焼津で有名なイワシのすり身でできている「黒はんぺん」をせん切りにして一緒に炒めると、とってもおいしいです。ぜひお試しください。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・中野ヤスコ