菌をつけない、水気厳禁

食品中に混入したウイルスや細菌が原因となって引き起こされる食中毒は、この時期から9月ごろまで気をつけなくてはなりません。お弁当作りの3原則は「余計な菌をつけない」「水気は厳禁」「冷やして保存」。食中毒対策を十分に行いましょう。

<梅雨から夏のお弁当作りの注意点>
①弁当箱は隅々まで洗う。漂白、熱湯消毒し、水分を拭き取って湿気ないところに保存。

②炊飯時に酢をプラス。酢の酢酸に殺菌効果あり。梅干しのクエン酸やショウガのショウガオールにも殺菌効果があるが、全体によく混ぜる。

素手で作業せず、手洗いもしっかり。

④肉・魚と野菜などでまな板を使い分ける

⑤おかずの味は濃いめ。よく加熱した後、しっかり冷まし、水分を切ってから弁当箱に。

⑥まぜご飯(ふりかけなど常温保存のもの以外)、サルモネラ菌感染の恐れのある(卵を原料とするマヨネーズなども)、生野菜は入れない

⑦抗菌シート、保冷剤、冷凍カップゼリーなどを利用

細菌が増殖するのは15~40度なので、夏場は50度以上に保温できるジャーの弁当箱を利用するのも1つの方法です。カレーのように温かいものだけでなく、麺類など冷たいものも詰められます。

ジャーのお弁当箱を利用するのも食中毒予防の1つ
ジャーのお弁当箱を利用するのも食中毒予防の1つ

1100ml、2000mlタイプなど大きさもさまざまなので、食べる量を考えて選べます。また、細菌のエサになるのは高タンパク食品。弁当箱にかすが残らないよう、簡単に洗浄できるものを使うといいでしょう。

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