暑い夏は、なるべく調理時間を抑え、さっぱり味のものが食べたくなります。清涼感のある爽やかな香りと酸味といえば「ゆず」。夏バテ予防のためにも、夏はやっぱりこだわりのゆずの産地、馬路村の「ゆずの村ぽん酢しょうゆ」が手放せません。

ゆずの村ぽん酢しょうゆ(500ml、税込630円)
ゆずの村ぽん酢しょうゆ(500ml、税込630円)

私のおすすめはこちら2つのメニュー、「レタスとエノキと豚肉の重ねレンジ蒸し」と「冷しゃぶワカメドレッシング」です。いずれも調理時間は15分程度。“レンチン”でもゆでるにしても短時間で済む、肉と野菜から栄養がたっぷりとれるおかずです。

レシピに記載されている材料がなければ、自宅にある野菜と肉・魚・大豆製品などを蒸して、最後に「ゆずの村ぽん酢しょうゆ」をかければOK。まろやかなカツオだしとゆずの絶妙なバランスが、暑さで落ちた食欲を回復させてくれます。

「ゆずの村」馬路村とは

馬路村は高知県東部の山村で、急峻な山々に囲まれ、清流安田川が流れる自然豊かな村です。市街地からは遠く離れており、高知市まで車で2時間弱、人口約800人と県内で2番目に少ない市町村です。

高知県東部の山村、人口約800人のゆずの村「馬路村」
高知県東部の山村、人口約800人のゆずの村「馬路村」

古くから暮らしの中にゆずがあり、酢の物、寿司などにゆず果汁を使うゆず酢の文化が受け継がれてきました。ぽん酢も元々は自家調合で、ゆず果汁としょうゆをその場で合わせて手づくりしたものが使われてきました。

馬路村の「ゆずの村」としての始まりは昭和30年代のこと。以前は、豊富な雨量と温暖な気候が杉の生育に適しており、林業がさかんでしたが、価格低迷や国有林野事業の経営合理化に伴い、村の林業が行き詰まりを見せ始める中、新しい産業づくりを目指し、ゆずの栽培がスタートしました。

馬路村のゆずは化学肥料や化学系農薬を用いず栽培される
馬路村のゆずは化学肥料や化学系農薬を用いず栽培される

原料の質にも徹底的にこだわり、馬路村農協に出荷する全ての柚子農家は化学肥料や化学系農薬を用いず、有機栽培に相当する栽培方法を採用しています。昭和61年に「ゆずの村ぽん酢しょうゆ」を発売し、昭和63年に西武百貨店の「日本の101村展」で最優秀賞を受賞したことで、馬路村農協の商品が一気に世間に認知されるようになりました。

発売から30年を超え、定番商品となった「ゆずの村ぽん酢しょうゆ」は多くのファンを魅了しています。色々な料理に使える万能調味料です。

※「ゆずの村ぽん酢しょうゆ」の商品詳細、購入は「馬路村農協」のホームページへ。
https://www.yuzu.or.jp/

【アスレシピ編集長・飯田みさ代】